自宅の屋根を利用した太陽光発電は、環境に配慮したクリーンなエネルギーであることはもちろんのこととして、年間の光熱費をかなりの部分にわたって節約できるというのが大きなメリットとなっています。日光が当たっている昼間の時間帯であれば、太陽光発電を自前で行うことが可能ですので、その電気で自宅のなかのさまざまな家電製品をまかなうことができ、電気代は基本的にタダとなります。また、年間にわたって日照時間が十分に確保できるといった立地条件のよいところに自宅がある場合には、余った電力は電力会社に売ることができますので、売電分の電気代が毎月口座に入金されて収益にもなります。夜間については日光が当たらないため、当然ながら太陽光発電はできませんが、電力会社と時間帯別電灯契約を結んでおけば、夜間の電気代が通常の契約にくらべて割安になりますので、さらに出費を抑えることができます。
太陽光発電をするにあたっては、太陽電池のモジュールの据え付けのための工事費などの初期投資も必要となりますが、こちらについても自治体が補助金を出している場合がありますので、有効に活用することによって、初期投資となる経費も節約することが可能です。このように、太陽光発電を後押しするさまざまな制度を活用すれば、家計にとっても大きなメリットとなりますので、住宅の新築を考えているのであれば、具体的に電気代のシミュレーションをしてみるのもよいでしょう。